チームレラ始動
朝7時半過ぎだろうか、
「こんなに釣れてるのにまさか寝てませんよね?」
とエースからの電話で目覚めた。
昨日までの帰省の疲れで体が重い。
往復およそ600kmも嫌いな運転をしたのだから当然であろう。
聞くところによるとこの時点でN君は浮きルアーで1本釣り、
エースも数回かけたがバラしてしまったという。
そして周りは相当釣れているようだ。(¬_¬)
エースはおそらく6時の時点で俺が深い眠りについていることはわかっていたはずだ。
若干悪意すら感じるこの時間のコールに多少の心苦しさを覚えながらも、
チームレラリーダーとして重い体に喝を入れ出撃することにした。
テトラの上は滑るから危ないという事でエースはフカセ釣りに変更、
そしてその隣で俺も同フカセ。
一応場所をキープしてくれていたようだ。
まぁ、早々に起こさず申し訳ないといった償いの気持ちだろうか?
いや、違うな。
俺をタモ入れ係に使うつもりだ。(¬_¬)
見ず知らずの人に頼むより リーダーに頼むほうが簡単だからだ。
間違いない。
フカセ釣りに変更しようとした時点でN君はまだ浮きルアーで粘ってるし、
1人では不便だから俺を起こしたのだ。
まぁ良いだろう。
上司すら都合の良いように利用するエースはやはりチームレラナンバー2に相応しい。
言葉ではいいような事を言って、
リスペクト心が全くない生き様には魅力すら感じる。
今回の件は大目に見よう。
ほぼ同時に開始したので俺が先に釣れば良い事だ。
浮きも完璧だし。
しかしながらエースの浮きが先に沈んでしまう。(//∇//)
エース「リーダータモ入れお願いします‼️」
バシャバシャ、ジーッツ!
間違いなくアキアジだ。俺たちが待ちに待った本物のアキアジだ。
エース「あっ、ヤバイ。リーダー結構こいつ粘ります」
リーダー「エース落ち着けよ、大丈夫だよ。」
エース「うわぁ、ふぅ〜うわぁうわぁ」
リーダー「ほら、もう少しだ。よっし入ったよ〜。」
エース「やった(^O^)/メスですね。やりました!」
リーダーの心の叫び
「クソ野郎。(¬_¬) 確かに俺も少し緊張したが、タモ入れが俺でなければお前は間違いなくバラしていたな。少しは俺を尊敬しろ!」
そんな呪いの心の叫びのせいで
エースと反対隣のおじさんも直後にかけ 俺がタモ入れ。
真ん中の俺をスルーしてたて続けに両隣で釣られ、
エースが目論んだ通り俺は使えるだけのタモ入れ係に・・・
そしてN君も浮きルアーでの2本目を見せびらかしに来て、
俺は完全にトドメを刺された。(//∇//)
「始まったばかりだが、もう引退だ。」
煙草をふかし、コーヒーを飲む。
「センスが無いのだ。でもまぁ良いだろう、俺には釣れなくても釣れない事をおもしろおかしく書く文才がある。メンバーが楽しんでくれれば良いのだ。逆に俺が釣りまくったらこのブログは面白くなくなる。そう、これで良いのだ。」
この瞬間俺のロッドから殺気が消えたのだろう。
そして浮きも消えた。(゚∀゚)
リーダー「はい、来たよ‼️」
エース「まじっすか?うゎ、本当だ!」
リーダー「俺、こっち寄せるからエース頼むね!」
エース「は、っはい。だ、だ大丈夫ですか?」
リーダー「いい引きだね〜。全然大丈夫だからその右側でタモ用意しといて」
エース「難しいっす」
リーダー「そうかい、ほらほら寄ってきた。今だよ!」
エース「うわぁ〜、すくえました。やった〜」
会話の内容は全くの嘘だが、
釣ったのは真実だ。
やった〜‼️(^O^)/
エース、タモ入れありがとうございます。
その後たて続けにカラフトも。
そして今年調子良すぎるN君もフカセで立派なメスを 釣り本日3本目。
プロチームリーダーやプロ女子にはまだまだ敵わないが、
今季良いスタートです。( ´ ▽ ` )ノ
そういえば本日そのプロチームのリーダーから、
「ブログ読んだよ!」と声をかけられた。
そのお言葉を頂いた時はアキアジがかかった時より緊張した。(^_^*)
エース、N君よ、プロチームリーダーにばれてしまったぞ!
恥ずかしくない釣りをしようぜ‼️(*゚▽゚)ノ
プロチームリーダー、我々はフカセ初心者です。
今後ともご指導宜しくです。m(_ _)m
そしてエース、起こしてくれてありがとうございます。
(^O^)/
2018 M66 A118 B16 S0 K1 AB0 AF1